痔瘻治療体験記 その後

術後快調 トレンド
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最も評価されたのは


先日、50記事を迎えた営業マンブログなのですが、なんと最も読まれているのは初期に書いた『痔瘻体験記』でした。

実体験を元に、かなり資料写真も入れて書いているので、痔瘻を患っている人の力になっているのは良いことだなと思ってはいるのですが、営業ノウハウの魅力をもっと上げていかないと行けないなと再度心に止めました。

そんな中ではありますが、需要があるのであれば読者の期待に応えて痔瘻治療のその後を書いておきたいと思い、その後を書かせてもらいました。

痔瘻の手術をしたのは、世界一周に旅立つ予定であり、その事前の体の不安を取り除くためでした。
ただ、コロナ禍が続き、その間に船も何度も変わり、ピースボートの経営危機や返金トラブルニュースなどが飛び交うようになりました。
そんな中でもクラウドファンディングで支援をし、なんとしても乗る!
と準備を続けてきましたが、娘たちの進学のタイミングにあたり、仕事に穴を開けて会社に迷惑をかけるわけにもいかなくなり、泣く泣く世界一周を諦めました。

そんなこんなで、旅のためではなくなったのですが、やはり問題のあったものが解消されるのはよいことだったと思います。

前回までの体験記2で退院後1週間くらいまでを書いてきましたので、その後と、現在の状況を書いていきます。
退院

退院1ヶ月


退院して、1ヶ月になり、ガーゼを変える頻度は浸出液や血で汚れる度合いが大幅に減ったことで少なくなり、買いだめたガーゼが余ってくることに悩むくらいになりました。
同時に痛みもどんどん軽減されて、入院中の痛みが嘘のようになってきました。
通院も、最初の1ヶ月は週1通院していましたが、月1に減り、2ヶ月継続して、狭窄などの問題も起きなかったということで、辛かった定期通院も終わり、経過に問題があれば来院するだけでよくなりました。
皆さん、退院後の通院は3ヶ月で落ち着くと思ってよいかと思いますよ!

通院中は相変わらず肛門鏡を使ったグリグリ痛いのを継続され、通院にトラウマを感じるくらいの状況でした。
ただそれも、2ヶ月目になって、痛いことは痛いのですが深呼吸で割りと耐えれる状況となり、出血もなくなりました。
退院2ヶ月も半ばになると、ほぼ日常生活でガーゼは当てないで生活をしていました。
傷がなくなったことで、一体どんなことになっているのかなと、手術跡を確認したところ、驚くほどおしりの割れ目が深くなって大穴が空いた感じに驚きました。
段々とそれも塞がってくるとのことではありましたが、「これだけ切っていればそれは痛いよ・・。」と思うレベルでした。
そんなことを考えながら、思い返していくと私の場合、痔瘻で入院したのですが、オペ中に「イボ痔も大きくなってきているから切っておく?」と先生に言われて同時に切除しました。
今考えると、痛みの中心はこのイボ痔手術の後だったように思います。
看護師さんにも「痔瘻の人は比較的痛みは少ない方のようですよ」と言われていましたが、心の余裕のない時は「いやいや痛いから!」と泣きが入っていました。

そういった意味では入院中は、余裕がなく、とにかく痛みと向き合う日々だったなと思います。
病院によっては日帰り手術の病院もあるようなのですが、2週間程度の入院は必要だと思います。
点滴で痛み止めも入れますし、回りに同じ状況の人がいることでお互いの状況確認ができるのはとても心強かったです。

傷口としては痔瘻の傷はかなり大きいですので、生々しい状況の時に傷口を見ようとは思わないほうが良いのではないかと思います。
退院してから見ても、かなり精神的にやられました。(笑)
健康

その後

現在、手術から2年が経過しました。
以前のように定期的に膿がたまるようなこともなく、比較的快調に過ごせています。
手術前は、定期的に膿が溜まって痛みと熱が出るという辛さと、放置するとガンに変わる可能性があるという心理的なプレッシャーがありましたが、それがまるでなくなったのは最高です!
手術を悩んでいる人がいれば、ぜひ手術をおすすめいたします。

ただ、完全によいことばかりではありません。
いまだに、多少の問題があり、多かれ少なかれみなさんも同様の状況が起きるのではないかと思います。

汚い話ばかりで大変恐縮なのですが、肛門のしまりがゆるくなったのか、油断するとガスが漏れるようになりました。
初期の頃は、ガスだけではない感じがして、その都度トイレにいって確認をする日々でした。
2年経って、だいぶコントロールできるようにはなったのですが、それでも油断すると立ったり座ったりする時や、荷物を持ち上げるとき、走り出すときなんかにガスが漏れてしまいます。
ドリフのコントのような状況です。
この辺も、時間が経ってくるとある程度図太くなって「自分じゃないよ」という顔で通しています。
それから、おしりにあいた大穴はおおよそ塞がったと思います。
ただ、おおよそであって、まだ普通とは違う溝がある感じはします。

そういった多少のマイナス要因はあるものの、現在いたって快調ですし、手術をしてよかったと思っています。
それだけは、痔瘻の記事を読んでくれている方に伝えておきたく、この記事を書かせていただきました。
皆さんの不安を少しでも取り除くものになっていれば幸いです。

元気があれば登山もできる

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