県民手帳をしっていますか?
皆さん、『県民手帳』って知っていますか?
多くの都道府県が発行する、その県の統計データを掲載した手帳です。
私は、異動で違う県に行くたびに、その県の県民手帳を買います。
今の所、私が赴任したエリアではすべて県民手帳を発刊していました。
北海道、東京、大阪、神奈川、京都、兵庫の6県は残念ながら発刊していないようです。
私が県民手帳を知ったのは、出版社勤務時代に青森県民手帳の制作に関わったことからです。
作っていくにあたり、各自治体の情報が詳細に乗っていて、営業を進めるうえで非常に参考になるものでした。
ここから、県民手帳を調達する習慣ができました。
どんな情報がのっているのか?
基本的には、自治体毎の人口や、学校の生徒数、その県にある国の行政機関、県によっては一般会計予算の概略までと、多くの人が営業に訪問するであろうターゲット先の情報が網羅されています。
地方勤務をするにあたっては、地方自治体は必須の営業先ですし、国の出先で発注権があるところはどこかな?と俯瞰してみてみるのにも有効です。
参考までに、国の出先で発注権が地方にあるのは、
厚労省系、法務省系が一般的です。
詳しく言えば、
法務省系 ( 法務局、裁判所、検察庁、鑑別所、少年院 )
などです。
これらの客先には、赴任して早々に挨拶にまわります。
その際に、手帳を知るまでは、WEB検索をして、住所を探して、電話番号を探して動く状況でしたが、手帳を知ってからはその作業がなくなりました。
また、県毎に特色があり、自治体毎のゆるキャラが乗っていたり、地方自治体毎に制定している「木」「花」「鳥」の情報や、特産物、観光地情報があったり、さらには割引がついていたりもします。
営業にとって話題探しは永遠のテーマであり、必須能力。
手帳から話題を切り出すことは頻繁にあります。
今年買った、埼玉県民手帳も県の観光施設の割引が受けられる「ちょっ得」パスポートがついています。
さらに、県の偉人「渋沢栄一」の50の訓言付きです。
この情報量で550円というのはお得ですよね。
手帳としては
実際に手帳として使えるのか?
という点については、人それぞれだと思いますが、私は平面図を書いたり、議事を記録したりと書き込み要素・容量が多いため、県民手帳では残念ながら必要要素を満たせない現状です。
ただ、日々の行動や、予定を記録することのみであれば、十二分に活用できます。
私の周りでは、スーツの内ポケットに入るレベルの手帳を求めている人もいて、その方には県民手帳は好評でした。
また、官公庁への訪問時に、県民手帳を使っていると、それだけで話題になり、コミュニケーションがスムーズに進むこともありました。
県民手帳コレクターの方もいるようで、複数の県民手帳をLoftなどがまとめて売っているため、何県かまとめて買い集めている姿も見受けられます。
ある意味、趣味と実益に関わる手帳だということがわかりますね。
人気の県はどこ?
各県の県民手帳を取り揃えているLoftから、過去のランキング資料がでていました。
2018年版ランキング
1位 千葉2位 青森3位 埼玉・熊本4位 長野
だったようです。
さらにさかのぼると
2017年版ランキング
1位 熊本、2位 青森、3位 埼玉、4位 長野、5位 福岡
2016年版ランキング
1位 青森、2位 長野、3位 熊本、4位 福岡、5位 埼玉の情報がでていました。
ここ最近の情報は、残念ながら見つけられませんでした。
県民手帳は、各県、地方自治体窓口や書店、コンビニでも購入が可能です。
発売時期は多少のずれがありますが、10月~11月。
ちなみに、2021年の埼玉は10月14日、栃木は11月1日からとのことでした。ぜひ、営業を有効に進める一助としてご検討いただくのはいかがでしょうか?
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