資格持っていますか?
コロナ禍が継続する中、WEB会議や、訪問による関係構築を伴わない競争が増えているように感じます。
そんな状況の中で、持っていると企業から評価される、お客様が安心する資格ってなんでしょうか?
資格は、ある意味世の中を渡っていくツールになります。
今回は、自社の評価につながるような資格として、『社会保険労務士』を取上げてみたいと思います。
『社会保険労務士』とは
在宅勤務や、不定期な出勤などで総務・人事関連業務はかなり負担が増えています。
「しばらく在宅勤務だった方が、出勤を求められたら体調を崩してしまった」なんていう話をよくきく状況です。
また、「出勤者が増えたらクラスターが発生し、出勤を求めづらくなった」なんていう話も。
そういった状況に対応していけて、会社から資格手当をもらえる資格は、『社会保険労務士』だと思っています。
企業の成長に必要な、金・もの・人の「人」に関する専門家であり、国家資格です。
人を大切にする企業づくりを目指すのには有益な人材となれる資格です。
主な仕事は
・労務管理の相談指導
・年金相談業務
・紛争解決手続代理業務
・補佐人の業務
など。専門的なお話が多いですが、企業を運営していくには必要な要素です。
資格取得までをデータで見ていくと、
必要勉強時間 独学 平均500~1000時間目安
通信講座や予備校利用でも、500時間の確保が必要と言われます。
受験料 1万5000円
講座コスト 5~30万円 会社により様々。
登録の期限や更新はないです。
記述式問題やプラン資料の提出などの設問がないため、暗記を中心に受験ができる資格です。
参考までに、主な社労士講座料金資料です。
・LEC 245,000~285,000円 スクール
・TAC 264,000~352,000円 スクール
・資格スクール大栄 200,000~300,000円 スクール
・資格の大原 235,000~265,000円 スクール
・ユーキャン 79,000 通信講座
・JMAM 75,810 通信講座
・スタディング 46,800~74,800円 通信講座
・フォーサイト 78,800~133,800円 通信講座
かなりばらつきがありますね。金額以外にも教材やフォロー体制など検討して選びましょう!
独立開業もできる資格
あくまで、企業にいて手当や評価につながることを念頭に記載してきましたが、社労士は独立される方も多い資格です。
その場合、全国社会保険労務士連合会への登録が必要です。
条件は、通算2年以上の実務経験、もしくは事務指定講習を受けることです。
事務指定講習の研修費用は約7万円。
その後、社労士名簿への登録や、都道府県の社労士会への入会コストが必要で、以下の形です。
・登録手数料 3万円
・入会金 5万円
・年会費 9万6000円
※都道府県により手数料や会費は異なります。開業予定の都道府県で確認しましょう。
独立を選ぶか、企業内での活躍の場を選ぶのかは人それぞれだと思いますが、私は50代に入ったらその後の収入を考え、独立もよいのかなと思っています。
少なくとも選択肢をもって年齢を重ねていきたいと思っています。
まとめ
今回、なぜ総務系の資格を取上げているのか?
営業マンブログですので疑問に思われる方もいると思います。
現在の、営業マネージャーにおいては、総務・人事的な力も必要とされていると考えるから取上げました。
特に、中央資本で地方の支店長を担うような方なら、人の労務問題、採用問題にも向き合うことが多数でてきます。
ハラスメントや労基法の対応など、営業の本業をしっかりとこなすためには、それ以外のところで時間を取られるのは避けたいものです。
そのためにも、総務・人事的な知識は必要です。
同一労働同一賃金の非正規の方との話や、インボイスの話から派生する下請けさんとのやり取りなど、現場では色々な問題に直面することと思います。
お客様側の経営の方々と目線を合わせていくためにも、最低限の知識は必要です。
社会保険労務士と同時に、簿記2級資格もあると地方拠点の責任者は非常に強みを発揮できると考えます。
ぜひ、この機会に資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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