【ベガサポ的考察】シュミット・ダニエルとGK王国ベガルタ仙台

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シュミット・ダニエル大活躍

2022年はカタールワールドカップです。

日本代表はグループE ドイツ・スペイン・コスタリカと同組です。
かなり厳しい相手ばかりですが、点さえ取られなければ負けません!

そういう意味では、GKにかかる負担はかなりのものだと思います。
先日のエクアドル戦。
試合終盤のPKを完璧な読みでストップしたシュミット・ダニエルをご存知でしょうか?
かなり、前半は押し込まれていましたし、危ないシーンもたくさんありました。
そんな中、彼の活躍で、0-0のスコアレスドローで終えています。
PK

私は仙台出身ですので、ベガルタ仙台サポです。
私のシュミット選手のイメージは、足元の技術の高い、現代型のGK。
サイズも世界基準です。
彼の活躍は、本当に嬉しい限りです。

今回は、シュミット・ダニエルの情報と、前所属となりますベガルタ仙台のGKの歴史を紐解いていきます。

シュミット・ダニエルはどんな選手?

まず、この名前はハーフ?
という所から気になりますよね。

彼は、アメリカイリノイ州の生まれで、父親がドイツ人、母親が日本人です。
本名は、矢吹・ダニエル・勇二。
ベガサポ的にはダンのイメージですね。

2歳から仙台に移り住んで、中学校3年生までは守備的MFで活躍していたようです。
彼の特徴の1つに、正確なフィード能力がありますが、根っからのGKではないというのが、この特性を生んでいるということですね。

高校は東北学院高校で、ここでGKへ転向しています。
私も宮城県で高校サッカーに汗を流しましたが、東北学院には勝てなかったですね。

高校3年でベガルタ仙台の練習に参加して、獲得オファーまで受けていたようですが、中央大学へ進学。
1年から3年連続で川崎フロンターレの特別指定選手としてベンチ入りも経験しています。
2,3年次は全日本大学選抜にも選ばれていました。
2013年8月からベガルタ仙台の練習に参加し、2014年ついに入団。

この年は、前年まで活躍した林卓人が移籍。
2014年は桜井、ヴコビッチ、関、石川がいた頃です。

シュミットは、熊本へのレンタル、松本へのレンタルを経て、仙台で活躍のタイミングが到来します。
2018年には日本代表に選出。
キリンチャレンジカップでのベネズエラ戦で代表デビューを果たしています。
2019年7月にシント・トロイデンへ移籍となった時は、ベガルタ大丈夫か?となるほどに、安定した活躍を見せていました。

現在の日本代表では権田が監督のファーストチョイスとなっているようですが、今回の活躍で先発の可能性もでてきたのかなと思います。
ゴールキック

GK王国仙台

ベガルタ仙台は、代々よいGKを輩出しています。

古くは、1997年の松永成立が在籍していました。
マリノスの看板GKだった印象です。

その後は、ドレッドヘアの小針(2002~2007)。
鹿島のイメージが強い高桑大二朗(2003~2006)も在籍していました。
余談ですが、彼が鹿島で、当時レギュラー争いをしていた佐藤洋平は、宮城県工業出身で私の高校時代県大会で対戦しています。

ハーフGKの先輩、シュナイダー潤之介(2007~2008)も活躍していました。
その後は、林卓人(2007~2013)が長く活躍し、ベガルタ最高順位を経験。
関憲太郎(2008~2020)もサブでしたが、彼がいたことで、多少のトラブルは安心でした。
身長178cmと小柄でしたが、俊敏なGKで現在もレノファ山口で現役です。

この頃はから、どのGKがスタメンでも問題ないくらいレベルの高い選手が複数控える時代になってきました。
このタイミングで、シュミット・ダニエルが入団。
その後、前述の通り、シント・トロイデンに移籍。
彼が、移籍した後、ヤクブ・スウォビィク(2019~2021)が入団。
ベガルタ史上最強GKだと思います。
低迷するベガルタで年俸ダウンする中、男気残留してもらったのに、J2降格。
今は、FC東京で変わらないクオリティを発揮しています。

現在のベガルタ仙台は、年代別代表も経験したユース出身小畑を核に、ストイシッチ、杉本、井岡で戦っています。

これだけのGKを輩出した要因はGKコーチの力と言われています。
2016年から着任した石野コーチが最も評価が高いように思います。

私個人的には、ベガルタ仙台自体がJ1では下位のチームで、ピンチも非常に多くGKが常に活躍をしないと行けないチームだというのが、これだけGKが活躍していることに繋がるのではないかと思います。
練習より、実戦で経験する多くのピンチが仙台のGKを育てたのではないかなと考えています。

現在のベガルタ仙台は、J2で2022年シーズン、自動昇格は厳しくなってきました。
なんとかプレーオフ圏内に残り、勝ち抜いてもらいたいものです。

ベガルタ仙台サポーターとしては、ベガルタ出身のシュミットがW杯で活躍してくれれば最高に嬉しいです!
ドイツ、スペインのどちらかには勝つか、引き分けないとグループステージを勝ち上がるのは厳しい状況が想定されます。
厳しい戦いになるとは思いますが、攻められる試合こそベガルタ出身GKの本領発揮の場。
森保監督、ここはシュミットでよろしくおねがいします!
スタジアム

 

 

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