中途入社ってどう思います?
中途入社とは、「別の企業で就業経験のある人が、別の会社にはいること」ですよね。
でも、採用する側の企業の考え方は、そこまでシンプルではありません。
こんな考えを持って採用活動をしているのではないでしょうか?
・自社にないノウハウを獲得したい。
・顧客、人脈を獲得したい。
・組織を活性化させたい。
・育成コストを抑えて活躍を期待できる。
・企業のイメージアップ。
・年齢のバランスを調整できる。
こんな感じでしょうか?
では、採用される側の考え方はどうでしょうか?
・新しい環境に挑戦したい。
・将来性の高い仕事に変わりたい。
・もっと評価される環境にうつりたい。
・技術やノウハウを習得したい。
・自分の能力を試したい。
どうでしょうか?
あなたのイメージに近いものはありましたか?
私は、7社転職をしてきました。
その中で、6回は即戦力化し、活躍することができました。
ただ、1回は自分でも非常に落ち込むレベルでうまくいきませんでした。
転職というのは、ある意味リスクであり、ある意味チャンスです。
企業が望むことと、転職者が望むこと。
ここに乖離が大きい転職は苦しい結果になることが想定されます。
しっかりと考え、人事の方と話し、企業研究をして新しい環境にのぞんでください。
転職する上での心構え
転職には、先程記載したように大きなリスクも伴います。
私も、7回も転職をしているのは、想像していたほどの良い状況に変わらなかったのが大きいです。
同時に、「前の会社でも同じだった」もしくは「前の会社がよかった」という経験もしました。
それでも、「自分を試したい」、「評価してくれる会社があるはず!」
そんな思いで、転職にチャレンジをする人が多いのかなと思います。
そこで、後悔しない転職をするために、心構えをお伝えしたいと思います。
1、職についた状況で転職活動をし、転職先を見つけること。
・・・先に仕事を辞めての転職は、納得いく結果につながりづらいです。
収入がないことへの焦りや、精神的な不安から、満足できない待遇や仕事の内容でも入社を決めてしまうことがあります。
転職するからには、自分が納得できる条件の会社を選びましょう。
そのために、在職中の転職活動を行いましょう!
2、資格の取得に励みましょう。
・・・現職の中で取れる資格があるのであれば、ぜひ取ってください。
資格取得を支援してくれる制度もあるようであれば、まずそれを取る努力をしましょう。
新しい会社は、履歴書や職務経歴書というデータで最初の判断をします。
資格は身を助けますよ。
3、人脈を大事にしましょう。
・・・今の仕事で培った人脈は、本来なら今の会社においていかなければ行けません。
でも、会社ではなく、あなたについている人脈もあるはずです。
転職にあたっては、しっかりと挨拶をして、転職後も新しい連絡先や仕事の内容を伝えておきましょう。
新しい職場も人脈や売上を持ってくる人は大歓迎です!
4、家族の納得を元に行動しましょう。
・・・新しい仕事を始めるのにも、探すのにも、家族の理解がとても重要です。
あなたと生活を一緒にする人たちを悲しませないよう、よく話し合ってから進みましょう。
家族の理解が得られないために、内定した企業を辞退しなければいけない人もみてきました。
なんのために働くのか?
家族の幸せのためではありませんか?
ここの理解なしに進むのは大きなリスクです。
5、自分を信じましょう!
・・・最後は、何があっても「自分の判断は正しかった」と思えるようにマインドセットをしましょう。
人間ですから、後悔や挫折もあります。
それでも、家族や付き合ってきたお客さん、協力会社さん、皆さんの理解を得て前に進むなら、迷っては行けません。
前にすすむ推進力は自信になり、迷わず進むことは早期のレベルアップに繋がります。
自分を信じて前に進んでください。
どうでしょう?
私は上記のような心構えで進んできました。
それでも7回転職しているので、「お前が言うな」と言われそうですが、最後は自分の人生です。
後悔のないよう生きましょう!
転職1年目の行動は
はれて転職が決まったあとは、どうするべきなのか?
基本は自分らしく、自然体で前向きに努力をすることです。
会社が納得して採用をしてくれたのですから、自分らしく努力をすることが企業の期待に応えることです。
もちろん、それ以外にも1年目が意識するべきことはあります。
私が1年目で心がけてきたことを列記します。
1、年齢ではなく、年次で考えよう。
・・・中途入社の場合、年下の2年目、3年目の人もいます。
そんな時、その企業では年下でも先輩なのだということを忘れないでください。
へりくだる必要はありませんが、謙虚に丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。
年齢通りの関係になるのは、しっかりと結果をだせるようになってからです。
2、あなたはこの後の中途採用を左右します!
・・・企業は中途採用という枠をあなたで判断していることもあります。
あなたの後で、「中途採用を増やしたい」と人事や経営が思えば成功です。
逆に、「もう中途はやめておこう・・。」となってしまえば、自分のせいだと思うくらいの責任感を持ちましょう。
実際は、そこまでのものではないことが多いですが、「自分がこの後の中途採用のモデルだ」と思うくらいが成功の近道です。
3、とにかく行動量を増やしましょう!
・・・大体の仕事は、席に座って考えていたり、PC操作ばかりでは成果がでません。
特に、一定の行動量を元に、面談件数や商談数を積み重ねることで、その先に結果として売上があがります。
入社初期は受注率は低いでしょう。
だからこそ、多く打席に立つことです。
その打席数✕○○%が結果になるわけです。
○○%は経験を積むことで高くなります。
そうなれば、行動量を抑えても既存客をフォローしていくことでも売上は上がると思います。
スタートの行動量、全振りで走りましょう!
4、市場を俯瞰できるツールを持ちましょう!
・・・新しい市場に飛び込むときに、行動量重視ではありますが、ある程度狙いをつけて動けば、確率が上がります。
私は、『県民手帳』をよく使います。(他の記事でも紹介しました、よければそちらも見てみてください)
それがない時は、今どきあまり買う人は少なくなりましたがゼンリンの地図をみて、顧客になりそうな先をリサーチします。
自社の過去取引データなどもリストであるなら、そこから訪問していくのも確率があがります。
社内外のツールで、行動量全振りの打率を上げましょう!
5、次のステージをイメージしましょう。
・・・次のステージ、業界によっては、来期、次の市場、次のプロジェクトなどあると思いますが、私は2年目をどうなりたいのか?そこにフォーカスして仕事を探します。
民間企業の新築やリニューアル、自治体の来年度予算、そういったターゲットを目指しながら行動量を増やしてください。(予算書の記事も書いています。よければご覧ください。)
短期、中期、長期の仕事は、短期は小口案件、長期は大口案件と考えて動き回れば、自ずと時間の配分もできるようになります。
転職で活躍できる人材に
1年目をしっかり乗り切った人は、きっと2年目には売上も立つようになり、会社内からの評価もあがっていることでしょう。
まさに、人事が求めていた活躍できる人材です。
せっかくリスクを背負って行った転職です。
あなたを信じてくれた、家族や企業、会社が変わっても付き合ってくれるお客さんや協力企業に喜んでもらえる結果につなげていきましょう。
1年目に行動量を増やして動けた人は、市場の全体感が把握できるようになっていると思いますし、人脈も広がっているはずです。
1年目の行動が2年目以降の成果を加速度的に上げていくはずです。
ここまできたら、年下の先輩はあなたを「年上の人は違うな」という意識で見てくれるようになっているのではないかと思います。
社内外の人の繋がりが広がっていくのを楽しみながら、より活躍できる人材を目指してください!
きっとできるはずです。
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