9回目の転職。48歳で転職 退職までの立ち回りは?

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退職申し入れへ

今回は、前回の流れで転職先が決まってから、退職を実現するまでの流れを私の体験中心に記載していきます。

まず、基本は転職は次が決まってから退職が前提です。
これは、早々に就業先が決まらない場合に失業期間ができます。
その結果、色々困ることが多いためです。
主に考えられる困ってしまう項目が以下です。

・失業による無収入期間の問題
・上記にひも付き、次の仕事選択を妥協してしまうこと
・無就業期間ができることでの次の就業面接・評価への影響
・会社契約の賃貸住まいの際に、職がないと契約ができないリスク
・自身のメンタル的な問題
・家族の不安

私は、前回の転職時に、会社契約の住宅だったため、契約が切れるまでに転職をしないと家をでなければいけませんでした。
子どもたちのことも考えると、高校受験を控えていましたので、このタイミングでの引越は考えられず、急ぎ前に勤めていた会社へ戻る決断をしました。
いわゆる、ジョブリターンと呼ばれる制度活用でした。

ただ、戻った会社は、ジョブリターンに関する考え方が遅れており、一種の懲罰を受けた上で戻るという話をされました。
管理職からの降格と、正規雇用ではなく、契約社員で戻るということです。
その3ヶ月後、世の中の制度に押されて、ジョブリターンでも正規雇用で戻れること。
管理職だったのであれば、管理職で戻れることが人事規定で更新されました。
私は、社内選考を経て、正社員に戻りましたが、面談でも嫌な思いをさせられました。

この状況だったので、私は安易に行き先を決めてしまったと考えていますし、その後の待遇は非常に悲しい、苦しいものでした。

さて、話を戻して、退職の申し入れですが、気をつけることは以下のようなことかと思います。

・職制を飛び越えないような配慮
・会社への苦言ではなく、前向きな転職であることの説明
・事前に退職の話を上長以外に口外しないこと

これは、ただでさえややこしいことになりがちな話ですので、スムーズに終えたい場合の気をつけることです。
会社に不満をぶちまけて、改善を要求して辞めるという方は、それもありですが、余計な心労が増えることは確実かと思います。
もう去る会社ですから、多少のことは聞き流して、気持ち穏やかに退職したほうが賢明です。

また、日本企業は職制を飛び越えられることを嫌いますし、よそから話が入ってくることも悪印象となります。
できれば、きれいに辞めていきたいですよね。
いつ、前の会社や同僚がお客様にならないとも限りませんし、退職・入社時期は精神的に負担が増えます。
それらを少しでも増やさずに次へ向かってもらうべきかと思います。

ちなみに、私は前向きな理由で退職の話をしたのですが、そのきっかけは「会社の面談対応がひどかったので」という説明をしたところ、なかなかの炎上をし、ひどい言われ方をして退職受理となりました。
反面教師として、記載させていただきます。計画的な転職が必要だと言うことが身にしみました。


しんどいです

書類の山への対応

退職が決まると、書類対応が山のようにでてきます。
それぞれの方のステージによって、内容は違うのですが、私の場合は以下のようなものの提出が必要でした。

・退職届
・誓約書
・退職後の連絡先、退職金振込口座
・離職票・退職証明の要不要
・住民税の一括徴収等の報告  私は5月まで前職、6月から新会社で一括徴収となりました。

誓約書は、同業へ行かない、起業しないというもので、職業選択の自由を奪うものなのですが、往々にしてこのような取り交わしを求められます。
同業への転職者はたくさんいるので、そこまで気にするものではありませんが、もし同業への転職、同業での起業であれば、自ら口外しないほうがよいと思います。

また、返却物も多く、PC、携帯電話、社員証、社章、ネームプレート、保険証など。
なくしていると始末書です。
最後に始末書を書かないといけないのもばからしいですよね。

合わせて、退職時に受け取るべきものは

・離職票 →すぐに就業しない場合、失業保険を受取るのに必要です。
・雇用保険被保険者証
・年金手帳
・源泉徴収票

などですね。

正直、わからないことは人事と話し合いながら進めたほうがよいです。
部門の上長は、辞める人間のことに時間を割いてくれない傾向にあります。
私も退職願をWEB申請しましたが、なかなか処理してもらえず困りました。

色々な立場があるので、非常に冷たくされることや、怒りを覚えるようなことを言われたりもしましたが、最後ですので笑って流しながら立ち回りましょう。
最終的には、それが身を守ることになると思います。

この段になって、特に思うのは、人の本性がこういうところで出るなと言うことです。
モラルの高い方と聞いていたマネージャーも、退職者の責任を問われることにリスクを感じてか、保身的な発言ばかりで、ある意味私はその言葉で吹っ切れて「退職しかない」と思った程です。
対応書類

関係者へのご挨拶

社内的な立ち回りが終わりましたら、社内外でお世話になった方々へのご挨拶やご連絡です。

私は、特にお世話になった先輩同僚下請けさんお客様に一旦電話やメールで退職の旨をお伝えしています。
やはり、こういう時こそ、人のつながりを大事にするべきですし、少なからず私の退職であおりを受ける方がでてきますので、そういった方々には会話をして、ご理解いただけるよう努めるのが退職者の責任かと思います。

退職にあたり、特にお世話になったり、親しかった方には感謝の気持ちを贈物でお渡しすることもあります。
私は、仕事がら携帯しやすいノートとペンを配らせてもらいました。
一般的には、小分けにできるお菓子や、ハンカチ、コーヒーなどが定番のようです。
コストも500~2000円くらいが相場ではないかと思います。


昨今は、コロナ禍の影響もあって、あまり送別会もありませんでしたが、個別に少人数で何人かとは送別会を開いていただくことになりました。

また、次の会社にいっても付き合える関係性を維持していきたいものですね
新しいオフィス

有給休暇の消化について

ご退職となると、最後は有給休暇を消化して、少しゆっくりする方が多いかと思います。
ただ、今まで一生懸命もめないように頑張ってきたのに、この取得の仕方で問題になってはもったいないですね。

有給を取得することは権利として、取ってもらって問題ないと思います。
ただ、前提はしっかりと引き継ぎを終えて、残る人たちに問題を残さないことです。

また、間違っても有給休暇中に新しい仕事を初めて「二重就労」とならないようにご留意ください。

私は、最後の1週間(5日間)のみ有給休暇に当てることとしました。
一緒に働いている方の仕事がかなり多いため、手伝いたかったのと、長く何もしない時間を有効に活用できる気がしなかったためです。

新しい会社へ移るための準備もあると思いますので、そこをクリアできる日程と、次に向けてリセットをし、前向きに進むための時間を持っていくというのは必要なことだと思います。

本日が3月1日で、私の退職は3月31日、新しい職場が4月3日からです。
本当に嫌なこともありましたが、どこでの時間も経験であり、無駄はないと思っています。
この期間、この会社にいたから知れたことや、会えた人もいます。
前向きに捉えて、次に向かっていきたいと思っています。

次は、新しい会社への入社編を書いていきたいと思いますね。
新しい仕事

 

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