コロナ時代のひっそり退職事情とタレントマネジメントへの期待

ひっそり退職 営業が知っておくべきニュース
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コロナ時代のひっそり退職

コロナ禍が続いて、多くの人が働き方を変えざるを得ない状況が続いているかと思います。
基本在宅勤務の流れができあがり、マスク生活が続いていたことで、同僚のマスクを外した顔をしらないという状況も発生しています。
そんな中で、居場所や仕事の不一致を感じて会社を去る方も増えています。

離職の理由は、大きくは変わりませんが、

1,人間関係
2,キャリア構築の可能性
3,待遇

これらが、いつの時代もTOPラインです。
総務省の統計データなどで離職率を見ていくと、決して急増している訳ではないのですが、そのグラフでは読めない物があると考えています。

コロナ禍前と今では、同じ項目でも内容が少し変わってきていると感じるんです。
その結果、退職の事実を知られないまま、ひっそりと会社の名簿から消えている『ひっそり退職』が増えていると感じます。
孤独

人間関係理由の変化

コロナ禍前は、人間関係の問題となると、直接仕事をやり取りする上司や部下絡みが多く、対象が明確だったと思います。
それが現在は、誰に対する不満なのか不明瞭なまま、居心地が悪い、雰囲気が嫌だといったような、人間関係が希薄なために生まれる問題に起因する退職が増えたように思います。

もちろん、「この人がいや!」という問題も、継続してあると思います。
以前、消防署で勤務している友人が話していましたが、
「人や自分たちの命にかかわる仕事だけに、かなり厳しいことも言うけど、近くでコミュニケーションがあり、飲みに行ったりすることで解消できることが多かったのが、コロナで直接の会話や、食事やお酒を一緒にする機会が激減し、コミュニケーションがだいぶデリケートになった」
そうです。
そういった意味では、「この人がいや!」も、以前は解消できていたことも、かなり解消しづらくなってきたという事なのかなと感じます。
喧嘩

キャリア構築の可能性は

将来のキャリアイメージができない!
まーそうだよね。(笑)
と、以前なら普通に会話していたことが、今の時代は、一人で悩んで、一人で完結し、転職していってしまうような時代です。

コロナ禍以前は、先輩の評価がどのように推移していっているかを見ていくことで、自分のキャリアのロードマップになっていたと思います。
それが、今はリモート中心で、切り取られた場面だけをみており、突然昇進している、もしくは退職しているという結果だけを見せられているように思います。

また、以前のような体育会系な勢いだけでのキャリア構築に限界を感じ、リスキリングなど学びを求めたり、時代に即したIT関連企業への転職や、在宅起業のようなスタイルも増え、自分のキャリアに副業が必要だと思う人も拡大していると考えます。

こういった、イメージの変化に対応していけない、上司や会社では、やはり「将来のキャリアが不安です!」と言われてしまうのかもしれません。
キャリア構築

待遇で求められることとは

待遇面の問題で・・・、と言うと、コロナ禍以前は、ほぼ給与問題だったと思います。
もちろん、今も大きなファクターだと思います。

ただ、コロナ禍に関わらず、世代によって求めるものが変わってきていると言われていますよね。
その人たちが生きた時代に不足したものを評価に求めるのだと。
そのため、戦後を生きた世代は、『食』であり、バブル崩壊を生きた世代は『金』、さらに下の世代は『人から必要とされること。存在意義』だと聞きます。
それでは今のコロナ禍の世代はなんでしょう?『人との関わり』なのでしょうか。

戦後世代が経営にいる時代は、飲み会や会食など美味しいものを食べに行こう!という時代でしたね。
最近は、バブル崩壊後の世代が経営に関与する時代になり、サラリーや手当で惹きつけているように感じます。
そして、若い世代は、価値観の合う人達と起業をしたり、社会に貢献できるベンチャーを起業したりしているイメージが強いです。
私だけでしょうか?

さて、話を戻しますが、最近、私の会社であった待遇面での退職例です。
コロナ禍が終息してきたことで、営業は出社するようにというお達しが営業本部長からでてきました。
それに対して、在宅勤務を希望します!という意見が何件かでてきており、その交渉の結果退職者がでてきています。
これも、待遇面の不一致ですよね。
また、若手の採用には、リモートワークが制度化されているのか?という質問が増えているとも聞きます。
時代を捉えている会社で働きたい。
多様性が求められる時代ですね。
WEB会議

そんな中、時代の先端を写す展示会に足を運ぶと『タレントマネジメント』という言葉が賑わいを作り出しています。
最初は、芸能プロダクションとかモデル事務所が、人を講演でだしますよ、とか、新手の人材ビジネスかと思いましたが、そうではありませんでした。

タレント=社員 で、一人ひとりのキャリアをしっかり見つめて、戦力化していくための仕組み『タレントマネジメント』として売り出しているようです。
この詳細は、長くなりそうですので次回に続きますね。
多様な働き方

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