ハローワークの活用と手当受給への実践報告

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  ハローワークで何ができるの?


失業して、真っ先に行かなければと思いつくのがハローワークだと思うのですが、案外行ったら何があるのか?
どんなことができるのか?

知らないことって多くないでしょうか?
私は仕事を探しに行くところ。
くらいの認識しかありませんでした。

今回、離職に伴い、失業給付を受ける事を目指してハローワークに行くこととなりました。
そこで、その中で行われていることを書いていければと思います。

まず、基礎知識として、ハローワークは何をしに行く場所でしょうか?
主に以下のようなものです。

・職業相談
・失業給付の申請と認定
・職業訓練
・就職支援セミナー
・就職相談(職務経歴書の指導や面接指導など)

また、同じ自治体内に、ハローワークと名前を冠する場所が複数ある方もいると思います。
それぞれ役割がありますので、最初はその自治体の一番大きなハローワークに行くのがよいと思います。

色々ありますが、主に以下のような窓口となっています。

・マザーズハローワーク、マザーズコーナー
 =仕事と家庭の両立を目指す方(男女問わず)を対象に、担当制で就職支援。
保育室などのサポート情報もあり。
子連れOK。キッズコーナー設置、場所により子どものための専門スタッフあり。
・新卒応援ハローワーク
 =大学・短大・専修学校等の学生や卒業から3年以内の方が対象。
  個別に支援ナビゲーターがついてバックアップ
・わかものハローワーク、わかもの支援コーナー、わかもの支援窓口
 =正社員を目指すおおむね35歳未満が対象。
  担当制で就職支援を実施。
・人材確保・就職支援コーナー
 =医療、福祉(介護・看護・保育)、建設、運輸、警備などの仕事希望者対象。
  職場見学付き面接会、ミニ面接会などを随時開催
・生涯現役支援窓口
 =再就職を目指すおおむね60歳以上の方を対象。
・就職氷河期世代専門窓口
 =就職氷河期(おおむね35~55歳以下)で、非正規雇用の就業経験が多い方、就業後の就労期間が短い方、就労経験がない方を対象。
・ハローワークプラザ
 =就業支援に特化した場所。駅前など比較的訪問しやすい場所にあるが、失業給付申請などはできない。

といった感じでしょうか。

私の年齢だと就職氷河期世代専門窓口ですが、取り急ぎ失業給付申請がしたかったので、自治体内で一番大きい、ハローワークに行ってきました。
申請と登録

  ハローワークでの流れ

ハローワークに行くと、こんな感じで流れていくことになります。

1、総合窓口
  来訪理由を説明。番号を渡され待機

2、紹介窓口
  受付票を発行いただく。その後も必要になります。
ここで離職票を見せて登録をかけてもらいます。

3、雇用保険窓口
  ここで失業給付について登録を行い、説明を受けます。
給付までの期間を退職理由に合わせて説明を受けます。
私は、傷病からの失業給付でしたので、就労可否証明書の説明を受け、このあと心療内科に行って、証明書を受領しました。
初日はここまで。

4、雇用保険説明会
  失業給付を受領するために1時間程度の説明会参加が必須となります。
私は初回訪問から1週間後でした。
(すべての方が申請から1週間は給付の待機期間となりますので、ここで待機期間が明けた状況でした。)
ここで、ハローワークの利用と、年金の説明失業給付の説明を受けます。
雇用保険受給資格者証の配布を受けます。これ大事なので紛失注意!
こちらに、給付金額についても記載されてくることとなります。
受給期間や基本手当日額についてはリンクよりご確認ください。
私は90日、8,490円/日となりました。
支給額計算
5、雇用保険窓口
  先日の説明で就労可否証明を受領してきていたので、提出。
これを元に、その場で給付開始時期を修正いただきます。
私は待機なしとなりましたし、通常再就職手当を受給するのに、自己都合退職の場合、待機期間満了後1ヶ月は安定所・職業紹介所の紹介による転職が必須ですが、その条件が外れて自分で探してOKとなります。

6、求職活動
  具体的に仕事を探していきます。
自分の希望をアンケートに記載して提示し、それにあった求人紹介を受けていく形です。
求職者マイページも開設し、自分で探すこともできますし、企業や人材会社からのオファーも飛んできます。(私は初回訪問前に登録を行いました。職歴が多いので時間がかかるため、早めに自宅のPCで処理しました)
また、面談履歴なども残っていくようです。
民間の人材会社におけるマイページ同様ですね。
これらの中で、興味のある求人があれば紹介状を受領し、面談へと進んでいきます。

7、失業認定
  毎月、給付を受けることを認定されるための申告が必要です。
  失業給付は働き気持ちがあるが働けない人を支援するものです。
そのため、具体的に就職するための活動をどの程度行っていたのか、また失業給付受給中に他のバイト等で収入があるかないかなどを申請し、給付いただけるかの認定を受けます。
働く意思を確認するために、初月は1回/月以上、以降は2回~3回/月以上の就職のための活動が必要です。
初月は、雇用保険説明会参加でクリアになります。
翌月以降は、失業の認定における求職活動実績を記載していきます。
リンクから内容ご確認ください。
シンプルに履歴書を送ったり、面接を受けていること。
それ以外だと職業訓練や講習を受ける、認可団体のセミナーを受けるなどが該当します。
民間の求人サイトを閲覧した、登録したではNGです。
  申請が受理されると4~6日で給付金が入金されてきます。
※自営業へ進む方は、開業準備開始で失業給付が終わりますのでご注意を。

仕事が決まるまでは、上記の6~7を繰り返して過ごしていく状況です。
就職先探し

8、就職の申告手続き
  仕事が決まったら、失業認定申告書にその旨を記載して申請します。
また、その時期に応じて再就職手当が受給できます。
早く再就職できればできるほど給付額はあがりますので頑張りましょう!

9、就職の申告
  就職日の前日(土日をはさむ場合はその前の平日)にハローワークへ申告に訪問します。
この際に、

  雇用保険受給資格者証
  失業認定書
  受給資格者のしおり
  採用証明書(多少遅れても可)

が必要となります。特に採用証明書は採用いただく企業に記載してもらう必要がありますので、事前に企業側とコミュニケーションを取っておいてください。

10.就業促進定着手当
  これは該当者のみですが、再就職先が以前の職場に比べて給与が低い場合に適用され、期間を定めて差額を手当として補填されます。
  様々条件がありますがリンクからご確認ください。

  制度の活用と理解



失業給付や再就職手当など、これらは基本的に皆さんの収めている雇用保険と国庫負担金です。
そのため、一生使わない人もいる手当となります。
それでも、世の中に認知され、必要とされて支給されるものです。

支給の目的は、労働者が失業した場合及び雇用の継続が困難となる事由が生じた場 合に、必要な給付を行うとともに、 その生活及び雇用の安定を図るため。」となります。

貰える人ともらえない人がいるということで、色々な思いはあると思います。
また、こういった性質のお金ですので、給付されるにあたっては、認定日の申請などかなり厳格です。
本人の来訪ができない場合は、一部例外を除き支給されないものです。
「うっかり忘れていたので、認定日過ぎちゃったんだけど大丈夫?」通用しません。

国民の三大義務「納税」「勤労」「教育」のひとつであり、それぞれの生活を営んでいくために仕事は必要です。ただ、「そんな国の施しを受けないでも大丈夫」と遠慮するものでもありません。
やはり、すべての人に離職リスクがあり、それを担保する制度です。
そのリスクに直面した時は、制度をしっかり活用し、よりよい明日につなげていっていただければと思っています。

私も今まで9つの会社をわたりあるきましたが、切れ間なく変わってきたことで利用したことがありませんでした。
それが、傷病手当、失業給付と新しい経験をしています。
知っていると知らないでは大きな違いのため、色々と調べながら向き合っています。
また、新しい仕事を考える時に、このあとの人生、何をどう社会に還元していけるのかと考える機会となりました。

そろそろ次の仕事も決まりそうな状況となってきています!

皆さんもハローワークを活用し、悔いのない転職活動をがんばってください!

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