【営業の秘訣】納期・締切を守る事が契約より重要な訳

営業知識・マインド
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納期・締切を守れない人は・・。

約束の指切り

営業をしていると、見積の提出期限や、商品の納期に関するやり取りが非常に多くなります。

営業側としては、これは顧客との約束ですし、口頭であれ契約だと捉えるくらいの気持ちが必要だと考えます。

そのため、営業側としても、本来かかる納期にプラス2~3日追加で話をすることが多いのではないかと思います。

それにも関わらず、この納期や締切を守れない方が世の中になんと多いこと・・・。

これは、いろんな企業さんとやり取りをしたり、部下育成をしていく中での実際の感覚です。

納期を守れない人の働き方を見ていくと、こんな傾向が見受けられます。

・納期が遠いものはしばらく放置して、期日ギリギリに着手する。
・外部に依頼する必要があることを最初に依頼していない。
・納期や締切は「できればそこまでに欲しい」というレベルでとらえている。
・1週間のスケジュールを自分コントロールで組めていない。
・そもそも記録・記憶していない。

こんな感じでしょうか?

この内容を考えると、意識を変えることができれば、納期や締切で困ることはなくなるのではないかと思います。
私の中で最も重要なのは、1週間単位のスケジュールを自分で組み立てる習慣だと思います。
この習慣があれば、1週間の中に、事務処理日や業者打合せ日を集中して設けて、納期を守った対応に切替えていけると確信しています。

納期・締切を守っていくために

目標に向かって走る

皆さんは、追われる仕事と、追いかける仕事があった場合、どちらがよいでしょうか?

私の周りの人たちは「追われるよりも、追いかけるほうが楽しいよね!」と応える方がほとんどです。
私もそう思います。

では、「なぜ追われるほうになってしまうの」と質問をすると、「毎日忙しくて・・。」「業務量が多すぎるんですよ・・。」という人が多いです。

このタイプの回答をする方は、目標数字についても未達の方が多いというのも特徴ですね。

つまり、自分でコントロールできずに、年間の時間や予算を逆算できない状況にあるということですね。

それでは、会社や顧客に評価される人になれるでしょうか?
きっと難しいですよね。

皆さんには『追いかける』側になってもらいたいと思っています。

方法はとても簡単です。
私は以下の方法で自分をコントロールしています。

・毎週金曜日に翌週のスケジュールを手帳や、WEB予定に書き込む。
・自分がコントロールできない事項を最初に全て納期を切って振り込んでおく。
・作成スケジュールの中に1日は事務処理日を設ける。
・スケジュール作成時に、来週連絡が入りそうだなと思う客先にこちらからメールや電話を入れてしまう。
※そして、最も有効だと思うのは、『追いかける』から『追い越す』に意識を変えることです。

この納期は、ここまでに完了だけど、どうやったらこの納期を追いかけて、追い越してしまえるだろうか?

その思考が常に回っていれば、納期遅れは非常に少なくなります。
また、この「追い越す」を実践できた時に、周りや顧客からの感謝や、喜びを見ると、追い越さずにはいられなくなりますよね。

オリンピックや駅伝で、前の人を追い越す瞬間の歓声。
あんな感覚を得られたら、応援を背に頑張れるんだろうなと常に感じています。

納期を追い越せるようになると何が起こるのか?

約束を守る

納期を追いかけ、追い越せるようになると、褒められる、感心されるはもちろんなのですが、以下のような変化が出てくると思います。

・いつも頼まれるジャンルと違うジャンルの仕事の相談も入ってくる
・会社の働き方や、予算の組み立て方に関する相談も入ってくる
・大型プロジェクトの取りまとめとしての役割が入ってくる
・顧客側のメンバーに近い立ち位置で、仕事に向き合うタイミングがでてくる

つまり、顧客の内側に入っていけるようになり、より大きな相談や依頼が広がっていくのです。

これは、お客様も日々たくさんの業務を抱えており、それを外部に頼めるなら頼みたいと思っていることの表れだと思います。

ただ、それに見合う人がいない場合、自分のリスクにしかなりません。
そんな中で、納期をどんどん追い越して情報や、資料を出してくれる人が現れたらどうでしょうか?

私なら、その人とのコミュニケーションを大事にし、事ある毎に相談をしてしまうと思います。
社内の人に頼むよりも、社外の人に頼るほうが楽なことって、案外多いんです。

その期待に応え、客先担当の評価が組織内で上がっていくことは、いつしかあなたの評価がその企業の、その組織内で上がっていくことになります。
結果、依頼される量も質も上がっていくのです。
その流れが、より強くでるとお客様側のコンサルタントのような立場で、他の業者さんと打ち合わせに参加するようになってきます。

嘘のような本当の話しです。

そこにたどり着くための第一歩が、さもない小口の見積依頼だったとしても、顧客の求める納期を守ること。

そういった真摯な対応からつながっていくのだと考えています。

ぜひ、物売りから事売りに、業者からパートナーへ昇華していける道を目指しましょう!

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